【5月20日 AFP】国際環境NGOグリーンピース(Greenpeace)は19日、ロシア検察庁に「好ましくない組織」の指定を受けたことについて、不条理で有害な措置だと非難した。

 ロシアは同日、反政権的なプロパガンダを流して「政権転覆」を試みたとして、グリーンピースを好ましくない組織に指定した。これにより、同組織の活動は違法とされ、職員は起訴される可能性がある。

 グリーンピースはロシアのウェブサイトで「ロシアにおけるグリーンピースの排除は、ロシアの国益保護とは無関係であり、不条理かつ無責任で有害な措置だ」と述べている。

 グリーンピースは、検察庁がこうした決定を下した原因は「自然を破壊する計画の実施の阻止をわれわれが試み、多くの場合で成功したこと」にあるとの見方を示し、世界最深の淡水湖、バイカル湖(Lake Baikal)の保護など多数の例を挙げた。毎年、広大な森林と泥炭地を火災から守ってもいるとした。

 検察庁は、グリーンピースがロシアの「憲法秩序と安全保障の基盤に脅威」をもたらしていると主張。ロシアがウクライナ侵攻を開始して以来、「反ロシアのプロパガンダ」を広め、ロシアを経済的に孤立させるよう呼び掛けてきたとしている。

 さらに、グリーンピースの活動によって「社会・政治状況を不安定化」し、「憲法に反するやり方で政権交代を試みている」として、「グリーンピースの環境活動の実態は、政治的立場の積極的なプロモーションを伴い、ロシアへの内政干渉を試み、ロシアの経済的基盤を損なうことを目的としている」と述べている。(c)AFP