【5月20日 AFP】バドミントン男子の元五輪金メダリストで、2度の世界選手権(TotalEnergies BWF World Championships)制覇も果たしたチェン龍(Chen Long、チェン・ロン、中国)が19日、34歳でその輝かしいキャリアに終止符を打った。

 元世界ランキング1位のチェンは、2016年リオデジャネイロ五輪の男子シングルスで優勝し、新型コロナウイルスの影響で2021年に延期された東京五輪でも同種目の銀メダルを手にした。

 その後は出場がなかった中で、2020年に現役を退いた同胞の林丹(Lin Dan、リン・ダン)に続いて正式に引退を表明した。微博(ウェイボー、Weibo)への投稿で、「感無量だ」とつづり、母国代表チームをはじめ家族やファンに感謝した。

 チェンの功績はよりカリスマ性のある林の陰に隠れがちであったものの、2012年のロンドン五輪では銅メダルに輝き、2014年と2015年の世界選手権でも優勝するなど大きな成功を収めた。(c)AFP