【5月21日 Xinhua News】中国新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)はここ数年、第5世代移動通信システム(5G)の整備を進めている。同自治区通信管理局の最新データによると、今年4月末時点の5G基地局数は3万9千カ所に上り、すべての地級市と県城の主要市街地、99・2%の郷鎮の主要市街地で5G通信網がフルカバーし、1万人当たりの5G基地局保有数は15カ所となった。

 同局の馬竹青(Ma Zhuqing)局長は、5G通信網をはじめとする新型インフラ建設はデジタル経済の発展をけん引する基礎的かつ先導的なプロジェクトであるとし、自治区が22年に5G基地局整備に充てた投資額は17億元(1元=約20円)に上ったと述べた。自治区は通信インフラ建設を進めるとともに、5G重点分野の応用・融合イノベーションを急いだ。現在進行している5G重点分野の応用プロジェクトは70件、中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」のウルムチ集結センター「5G+(プラス)人工知能(AI)・モノのインターネット(IoT)」スマート陸港もその一つである。(c)Xinhua News/AFPBB News