【5月19日 AFP】イタリアのルキノ・ヴィスコンティ(Luchino Visconti)監督が手掛けた一連の映画作品への出演で知られるオーストリア人俳優ヘルムート・バーガー(Helmut Berger)さんが18日、死去した。78歳。代理人が発表した。

 代理人によると、バーガーさんは母国オーストリアの自宅で「突然だが安らかに」亡くなったという。

 その端正な顔たちからヴィスコンティ監督の目に留まり、『地獄に堕ちた勇者ども(The Damned)』(1969)や『ルードウィヒ/神々の黄昏(Ludwig)』(1973)などに出演。2人は、同監督が1976年に死去するまで愛人関係にもあった。

 ヴィスコンティ監督の死後、映画界でのキャリアは減速。ドラッグや自殺未遂、派手な交際関係などのスキャンダルでメディアをにぎわせた。(c)AFP