鉄柵に沿って移動しながら点検をする陸軍将兵ら(写真=陸軍)(c)NEWSIS
鉄柵に沿って移動しながら点検をする陸軍将兵ら(写真=陸軍)(c)NEWSIS

【05月17日 KOREA WAVE】韓国国防省が「科学強国」育成のために軍事科学技術大学院設立を推進する。同省は今年3月、防衛事業庁国防電子調達システムで、「先端科学技術軍育成のための軍事科学技術大学院(仮称)新設案」というタイトルの研究用役を入札公告した。

同省は入札提案書で、軍の科学技術教育と研究水準を画期的に高めるべきだという点を今回の研究用役が必要な理由に挙げた。

陸軍士官学校は未来の科学戦に備えて1995年に2年制軍事科学大学院を創設したが、2001年の国防改革の一環で閉院した。科学技術に対する理解を深め、軍に特化した技術を研究する軍内科学技術専門教育・研究機関が必要だというのが国防省の判断だ。

各軍は昨年9月にも空軍士官学校主管で「2022―2次士官学校長会議」を開き、各士官学校に修士級軍事科学大学院を開設する案を議論した経緯がある。

現行の「士官学校設置法」には、軍事科学技術発展と将校資質向上のために各軍士官学校に理工系大学院を設置できると規定されている。国防省は研究用役遂行機関を通じて▽陸士軍事科学大学院が閉院した理由▽民間大学の委託の代わりに自主大学院を設置することの妥当性▽民間大学院教育課程とどう差別化を図るのか――などを検討する方針だ。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News