【5月17日 AFP】ロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)の創設者エフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏は16日、ウクライナ側で参戦していた米国人義勇兵がウクライナ東部で戦死したと主張した。

 ロシアの軍事ブロガーが共有した動画には、プリゴジン氏が夜間に戦闘員を引き連れて歩きながら、がれきの中に横たわる米国人とされる遺体を指し示している場面があった。爆発音が時折聞こえるが、映像がいつ、どこで撮影されたかは不明。

 プリゴジン氏は腹部を負傷しているとみられる遺体のそばに立ち、「彼は私たちに会いに来た米国市民だ」と述べ、男性の身分証とみられるものをカメラに示したが、氏名は明らかにしなかった。

「星条旗をかけたひつぎに入れて遺体を米国に返還する。先祖代々受け継がれたベッドではなく、戦場で亡くなったことに敬意を表する」と、プリゴジン氏は語った。

 同氏の主張の真偽について、AFPは独自に検証できていない。(c)AFP