【5月17日 AFP】サッカー韓国代表の孫準浩(Son Jun-ho、ソン・ジュンホ)が、中国の公安当局に拘束された件で、同国外務省は16日、贈収賄との関連で拘束中だと明かした。

 中国外務省の汪文斌(Wang Wenbin)報道官は「政府関連ではない職員から賄賂を受け取った疑い」で孫を拘束していると話したが、それ以上詳細については明かさず、公安当局が「韓国の外交官に対して、領事としての職務を果たすのに必要な便宜を図る」とだけ述べた。

 孫は2021年から中国スーパーリーグ(1部)の山東泰山(Shandong Taishan FC)に所属し、昨年のW杯カタール大会(2022 World Cup)でも韓国代表の4試合中3試合に出場した。スポーツニュースサイト新浪体育(Sina Sports)によると、孫はクラブが微博(ウェイボー、Weibo)の公式アカウントに31歳の誕生日を祝うメッセージを投稿した12日、当局に拘束されたという。

 中国ではここ数か月、サッカー協会(CFA)の会長や幹部を対象とした汚職捜査が幅広く行われている。(c)AFP