【5月16日 AFP】ロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)の創設者エフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏は15日、ロシア軍の位置情報の提供を自身がウクライナ側に持ちかけたとする報道について、「ばかげている」と一蹴した。

 米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)は14日、米当局から流出した文書に基づく情報として、プリゴジン氏が今年1月、ウクライナ情報機関と接触したと報道。同氏はウクライナ側に対し、同国東部の激戦地バフムート(Bakhmut)周辺から撤退すれば、引き換えにロシア軍の位置情報を提供すると提案したとされる。

 プリゴジン氏は報道を受け、メッセージアプリのテレグラム(Telegram)に投稿した音声メッセージで、「ばかげている」と否定。ロシアのエリート層が自身を中傷するために仕立てたシナリオの可能性があるとの見方を示した。(c)AFP