【5月15日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は15日、英国を訪問してリシ・スナク(Rishi Sunak)首相と会談した。スナク氏は、防空ミサイルと長距離攻撃用ドローン(無人機)を「数百ずつ」供与する方針を表明した。

 ゼレンスキー氏は週末にフランスとドイツを訪問し、新たな軍事援助を確保したばかり。

 同氏は、スナク首相との会談に先立ち、「英国は(ウクライナの)陸空軍の能力強化を主導している。この協力関係はきょうも続く。これから友人のリシに会う。会談でも代表団でも実質的な交渉を行う」とツイッター(Twitter)に投稿していた。

 スナク氏は、アイスランドでの欧州評議会(Council of Europe)首脳会議(ゼレンスキー氏はビデオで演説予定)と日本での先進7か国(G7)首脳会議を控えた会談である点を強調。「ウクライナが選んだわけでも、引き起こしたわけでもない悲惨な侵略戦争に抵抗する重要な瞬間」であり、ウクライナの人々を「失望させてはならない」と述べた。

 英国側の発表によると、スナク氏はロンドン近郊にある首相別邸チェッカーズ(Chequers)での会談で「防空ミサイル数百発と、射程200キロ以上の長距離攻撃型無人機数百機を含む無人航空機システムのさらなる提供」について確認する。これらは数か月の間に供与されるとしている。(c)AFP