【5月15日 CGTN Japanese】このほど、中国南東部の広東省深セン市で開催中の深セン漁業博覧会では、会場となる深センコンベンションセンターからドローン6台が離陸し、切り分けたばかりのマグロの刺身が30分以内で食卓に届けられました。今回、深センのシーフードが初めてドローンで運ばれたことで、生鮮食品の宅配に1つの選択肢が加わりました。

 当日、中国農業発展グループの展示ブースには切り分けたばかりの本マグロ300キロが並び、それがドローンによって会場から30分かけて市民の食卓に運ばれました。刺身を乗せたドローンは学校、日本料理店などの目的地に着き、市民により新鮮なシーフードを届けました。

 配送を担当する責任者は「今回の飛行距離は5~10キロで、7~9分で到着することができる」と話しました。いまのところ、中国でドローンは高原、山地、都市、島しょすべての地形を行き交うことができます。宅配便の配送、救援、医療、生鮮食品のコールドチェーンにおける常態化で大規模な輸送が可能になります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News