京畿道水原市の小学校で新入生たちが王冠をかぶって入学を祝っている(c)news1
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【05月15日 KOREA WAVE】韓国の教師10人のうち9人(87%)は最近1年間に転職や辞職で悩んだことがある――。教師労働組合連盟がこのほど、こんな調査結果を明らかにした。

調査は先月20~28日、組合員1万1377人を対象にオンラインアンケートで実施した。

「現在の教職生活に満足しているか」という質問に「非常に不満足」(39.7%)、「少し不満足」(38.7%)など否定的な回答が78.4%を占めた。「非常に満足」は1.2%しかなかった。

「最近1年間、転職または辞職について悩んだことがあるか」という質問には「たびたび」という回答が33.6%で最も多く、これに「たまに」(27.6%)、「ほぼ毎日」(25.9%)が続いた。

生徒らが教師の権威・権利を損ねる教権侵害によって精神科治療または相談を受けたことがある教師は26.6%に上り、教育活動中に児童虐待で申告された経験のある教師も5.7%いた。

韓国教員団体総連合会の「2022年度教権保護や教職相談活動」報告書によると、昨年受け付けた教権侵害相談・処理件数は計520件で前年度より83件増えた。教権侵害の主体としては「保護者」が241件(46.3%)で最も多かった。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News