【5月15日 AFP】22-23イングランド・プレミアリーグは14日、第36節の試合が行われ、首位マンチェスター・シティ(Manchester City)は3-0でエバートン(Everton)に快勝。2位アーセナル(Arsenal)が0-3でブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)に敗れたため、シティがリーグ3連覇に王手をかけた。

 シティはイルカイ・ギュンドアン(Ilkay Gundogan)の2ゴールとアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)の得点で快勝を収めた。一方のアーセナルは、後半にブライトンのフリオ・エンシソ(Julio Enciso)とデニス・ウンダフ(Deniz Undav)、ペルビス・エストゥピニャン(Pervis Estupinan)にゴールを許し、ショッキングな敗戦を喫した。

 これによって、シティの方が残り試合が一つ多い状態で、両チームの勝ち点差は4に広がり、シティのここ6シーズンで5回目のプレミア制覇と、アーセナルのタイトル消滅がほぼ確実になった。次節、アーセナルがノッティンガム・フォレスト(Nottingham Forest)に勝利しても、シティがチェルシー(Chelsea)を下せば優勝が決まる。

 さらにシティは欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)、FAカップ(FA Cup 2022-23)との3冠の可能性を残している。ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は「ここまで来られたのは夢のようだ。欧州で、全大会に生き残っているのはわれわれだけだ」と話しつつ、「まだプレミアリーグを勝ち取ったわけではない。選手には、リラックスしてここ4、5年やってきたことを続けようと伝えた」と気を引き締めた。

 アーセナルのミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督は、「もったいない失点を喫し、0-2となってからはなすすべがなかった。後半の出来をファンには謝りたい。受け入れられないものだった」と嘆き、「数字上はまだ可能性が残っているが、今はそのことは考えられない。この結果を消化し、原因を突き止めて、立ち直る必要がある」と話した。(c)AFP/Steven GRIFFITHS