「私に聞かないで」 アル・ヒラル会長、メッシ加入うわさに口閉ざす
発信地:リヤド/サウジアラビア
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【5月14日 AFP】サッカーサウジアラビア1部リーグ、アル・ヒラル(Al Hilal)のファハド・ビン・ナフェル(Fahd Bin Nafel)会長が、リオネル・メッシ(Lionel Messi)獲得の可能性についてコメントを拒否し、チームの方が「一人の選手よりも重要」だと強調している。
12日の国王杯(King's Cup)決勝でチームが優勝した後、メッシの加入のうわさについて質問された会長は、報道陣に対して「私にメッシのことは聞かないでくれ」と答え、「お知らせできることは何もない。何かあれば、われわれのメディアセンターからお伝えする」と話した。
ピッチ上で行った別のインタビューでは、観客がメッシの名前を連呼する中、「私にとっては、グループの方が一人の選手よりも重要だ。われわれのクラブに来る選手は、どんなスターであっても、ここがビッグクラブだということを理解するべきだ。われわれが目指すのは(チームの)成長であって、一人の選手にこだわれば、集団としての力を失う」と語った。
アル・ヒラルでは現在、元アルゼンチン代表のラモン・ディアス(Ramon Diaz)監督が昨年2月から2度目の政権を築いている。フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)に所属するメッシだが、移籍交渉に近い筋が話したところでは、資金の豊富なサウジアラビアから「莫大(ばくだい)」な額のオファーを受けているという。
移籍が決まれば、長年のライバルだったクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)との再会がサウジで実現する。(c)AFP