【5月15日 Xinhua News】中国の四川料理を味わうグルメイベント「四川フェス2023」が13日、東京の中野セントラルパークで始まった。

 2017年から毎年開かれ、今年で5回目。「四川へタイムスリップ」をコンセプトにした会場に、四川料理の看板メニューがずらりと並ぶ。麻婆豆腐や「蹺脚牛肉(ゆで煮した牛肉と内臓を薬膳スープに浸した、四川省楽山市の名物料理)」「宜賓燃麺(ゆでた麺にラー油をあえ、ひき肉と芽菜を混ぜた料理)」「鍾水餃(ラー油だれと混ぜた水餃子)」「口水鶏(よだれ鶏)」など、来場者は四川ならではの料理を味わうことができる。

 イベント開催に当たり、中国駐東京観光代表処の欧陽安(おうよう・あん)首席代表が書面でメッセージを寄せ、中華料理が日本で長く親しまれ、多くの日本人に愛されていることを中国人として大変喜ばしく思っていると強調。今回のフェアを通じて、より多くの日本の友人たちに四川料理や四川省、中国を好きになってもらえたらうれしいと語った。

 初めて参加したという子ども連れの日本人夫婦は「一番好きな料理は麻婆豆腐。担々麺も試してみたい。中国に行ったことはないが、辛いものが好きなので行ってみたい」と話した。四川省に帰った上野動物園生まれのジャイアントパンダ「シャンシャン(香香)」にも会いに行きたいと語った。

「四川フェス2023」は四川フェス実行委員会が主催し、初参加の7店舗を含む16店舗が出店。14日までの開催で、約5万人の来場者が見込まれている。(c)Xinhua News/AFPBB News