【5月13日 AFP】米中西部オハイオ州の裁判所は11日、釣り大会で魚の重さをごまかしたとして、参加者2人に禁錮10日と罰金2500ドル(約34万円)を言い渡した。

 ジェーコブ・ラニアン被告(43)とチェース・コミンスキー被告(36)は昨年9月、エリー湖(Lake Erie)で開催されたウォールアイ(北米産の淡水魚)釣り大会で、釣った魚の体内に鉛の重りを隠したとされる。

 両被告は、大会で使用した13万ドル(約1800万円)相当のボートも没収され、3年間のライセンス停止処分も受けた。

 米国ではプロによる釣り大会が人気で、賞金が数万ドルに上るものも多い。ウォールアイの重量を競うエリー湖の大会では、上位5匹に賞金が出され、優勝賞金は2万8760ドル(約390万円)だった。

 両被告が釣った魚を計量すると、見た目より重かったために運営責任者が不審に思い、魚を切り開いたところ、体内から鉛の重り10個が見つかった。

 2人は失格となり、警察が捜査に乗り出していた。(c)AFP