【5月13日 AFP】自転車ロードレース、ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2023)は12日、第7ステージ(カプアからグランサッソディタリア、218キロ)が行われ、エオーロ・コメタ(EOLO-Kometa Cycling Team)の伏兵ダビデ・バイス(Davide Bais、イタリア)が逃げ切りで区間優勝を果たした。

 25歳のバイスは山岳ポイントを目指して序盤から飛び出し、道路脇に雪が積もった山頂フィニッシュを制した。トップレベルの大会ではこれが自身初勝利。ステージ優勝も山岳賞ジャージー獲得も予想していなかった中、その両方を手にして「まだ信じられない」と喜んだ。

 一緒に逃げ集団を形成したチーム・コラテック(Team Corratec)のカレル・バチェク(Karel Vacek、チェコ)が2位、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ(Intermarche-Circus-Wanty)のシモーネ・ペティッリ(Simone Petilli、イタリア)が3位に入った。

 スダール・クイックステップ(Soudal Quick-Step)のレムコ・エベネプール(Remco Evenepoel、ベルギー)は、第5ステージでの落車の影響を感じさせず、この日は4位でフィニッシュ。レース後には「時間で言えば今回のジロで最も長いステージだった」と振り返り、「チームとしてかなりよくやれた」と話した。

 総合順位に大きな変動はなく、チームDSM(Team DSM)のアンドレアス・レックネスン(Andreas Leknessund、ノルウェー)が厳しい山岳ステージで予想に反して善戦し、首位の座を守った。(c)AFP