【5月12日 AFP】22-23NBAは11日、ウエスタンカンファレンスのプレーオフ準決勝(7回戦制)が行われ、第1シードのデンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)が125-100で第4シードのフェニックス・サンズ(Phoenix Suns)を下し、シリーズ4勝2敗でカンファレンス決勝進出を決めた。

 終始相手を圧倒したナゲッツは、通算2度のシーズン最優秀選手(MVP)受賞を誇るニコラ・ヨキッチ(Nikola Jokic)が32得点10リバウンド12アシストを記録し、ポストシーズンではキャリア11度目のトリプルダブルを達成した。

 19-20シーズン以来3季ぶりとなるカンファレンス決勝では、昨季王者のゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)対ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)の勝者を迎え撃つ。同シリーズは現在レイカーズが3勝2敗でリードしている。

 イースタンカンファレンス準決勝では、第2シードのボストン・セルティックス(Boston Celtics)が95-86で第3シードのフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)を下し、シリーズ3勝3敗のタイとして決着を最終第7戦に持ち込んだ。

 セルティックスは、それまでシュートに精細を欠いていたジェイソン・テイタム(Jayson Tatum)が第4クオーターに3ポイントシュートを4本決め、セブンティシクサーズの反撃を封じ込めた。テイタムはこの日19得点で、そのうち16得点を第4クオーターに決めた。

 マーカス・スマート(Marcus Smart)がチーム最多の22得点、ジェイレン・ブラウン(Jaylen Brown)が17得点、ベンチスタートのマルコム・ブログドン(Malcolm Brogdon)が16得点で勝利に貢献した。

 対するセブンティシクサーズは、シーズンMVPに輝いたばかりのジョエル・エンビード(Joel Embiid)が26得点10リバウンドの奮起を見せたが、元シーズンMVPのジェームズ・ハーデン(James Harden)はフィールドゴール(FG)を16本中4本しか決めらず13得点に終わった。

 第7戦は14日にセルティックスのホームで行われる。(c)AFP