【5⽉14⽇ Peopleʼs Daily】中国古代の工匠である魯班は、さまざまな工具を発明したことで中国の手工業技術や発明創造の模範とされている。

 魯班工房は、魯班の職人精神をよりどころとする中国発の職業教育モデルだ。職業技術を他国と共有して現地が求める人材を育成する取り組みであり、中国の大学と海外の教育機関や企業、政府などの相互協力を促し、建設と発展の道を共に歩んできた。

 世界初の魯班工房は2016年3月8日にタイで設立された。中国とタイの双方の必要に寄り添うことで、協力分野は当初の1分野から6分野にまで拡大された。取り組みはいずれもタイ教育省の認可を得ている。魯班工房はまた、英国、エジプト、カンボジア、ポルトガル、ジブチ、ケニアなど20か国以上に進出し、大学学部生や大学院生レベルも含む中級職から上級職までをカバーする国際的な職業教育システムを樹立した。

 魯班工房は中国における職業教育改革の優れた成果を基盤としている。海外の専門教師にも系統的な訓練を施しており、業界の先端技術を念頭に置き、技能コンテストや資格認証の標準設定を導入している。内容はいずれの国でも明確で、規範は標準化されている。

 魯班工房は相手国と共に50余りの国際協力方式を策定した。大まかな統計によると、相手国の学生延べ9000人余りに資格を取得させ、それ以外にも延べ1万8000人余りが各種の研修を受けた。魯班工房の恩恵により、多くの若者がよい職を得た。

 ケニア政府のジョー・ムチェル(Joe Mucheru)情報・通信・デジタル経済長官(当時)は、魯班工房が開発したクラウドコンピューティングと情報セキュリティに関する訓練はケニアの情報技術の発展にとって極めて重要と述べた。駐中国パキスタン大使館教育専門員のアフィファ・シャジア(Afifa Shajia Awais)氏は、「パキスタンの工業化を実現するためには人工知能やサイバーセキュリティ、スマート技術などの面で、多くの技能人材が必要だ。魯班工房はまさにパキスタン・中国の協力の模範だ」と評価した。

 魯班工房は中国と外国の教師と学生の短期相互訪問や交流、国際技能コンテストへの参加などさまざまな方式により、中国と外国の若い学生や教師の交流と協力を深めてきた。魯班工房による職業教育の国際協力のフォーラムなどの活動はさまざまな視点からの検討を行い、職業教育の改革と発展を共に推進してきた。また、中国と外国の双方の教員が協力して専門教育の研究を行い、技術や技能人材の育成レベルを向上させてきた。

 国の交わりの基礎は人が親しみ合うことであり、人が親しみ合うとは心を通い合わせることだ。魯班工房は7年余りにわたって相互学習や相互参照に力を入れ、相手国の経済や社会の発展に奉仕してきただけでなく、生産能力分野での国際的な協力を推進し、中国と外国の人の交流の懸け橋として民心が通じ合う感動的な物語を多く作ってきた。魯班工房は今後も、人類運命共同体の構築を推進する重要な役割を担っていく。(c)Peopleʼs Daily /AFPBB News