【5月11日 AFP】米ニューヨーク・マンハッタン(Manhattan)の聖ヨハネ大聖堂(Cathedral of St John the Divine)で今月6日、多数の自転車利用者たちが祝福を受けた。市内のサイクリストの無事を祈る行事は25年にわたり続いている。

 競技用ウエアに身を包んだサイクリストは、一般の訪問者と並んで祝福を受けた。WHOが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の緊急事態宣言を解除した今年、特に多くの参加者があった。

 大聖堂のパトリック・マロイ(Patrick Malloy)司祭は「きょう、あなた方の自転車は守られるでしょう」と述べた。

「祝福」を受けたサイクリストたちは、拍手をして自転車のベルを鳴らしながら大聖堂内を回った。

 25年にわたり続いているこの「自転車の祝福」は、宗教を問わず誰でも参加できる。

 市交通当局によると、2022年の自転車事故の死者は市内5区で17人だった。(c)AFP