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【05月11日 KOREA WAVE】韓国江原道(カンウォンド)江陵市(カンヌンシ)の山火事に絡み、公的施設などに避難している被災者に当局が提供している弁当について、その中身が「粗末すぎる」と被災者の不満が募っている。特に8日の「父母の日」に配られた弁当の中身が寂しく、被災者らは「いっそう腹が立った」と吐露している。

山火事は先月11日に発生。民家などに燃え広がり、周辺住民らは江陵アリーナの避難所などに逃れた。今月1日に江陵アリーナの避難所が閉鎖されたため、江陵緑色都市体験センター研修施設や韓国科学技術研究院(KIST)江陵研修院、民間のペンション・ホテルなどに移り、市は個別に弁当を提供してきた。

ところが8日の昼食用に配られた弁当の中身は、ご飯とキムチ、青唐辛子の漬物、プルコギ(焼肉)。4つあるおかずスペースのうち1つは空で、ご飯とみそ汁は冷めていた。住民の中には弁当を捨てたり、受け取らなかったりした人もいたという。

市によると、避難所で食事を配給してきたボランティアの疲労が募ったため、避難所の閉鎖後は業者を通じて食事を提供したという。

被災者のグループチャットでは「これが弁当なのか」という抗議の文章が弁当の写真とともに投稿されているという。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News