独身女性にも卵子凍結の権利を 控訴審開始 中国
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【5月10日 AFP】中国・北京の裁判所で9日、婚姻中の夫婦にのみ認められている卵子凍結を独身女性にも認めるよう求めている裁判の控訴審が始まった。
徐棗棗(Xu Zaozao)さんは北京の病院で卵子凍結を断られ、2019年に病院を提訴したが、22年7月に一審で敗訴した。
中国では女性の権利に対する関心が高まっているとともに、出生率の低下が懸念されており、徐さんの裁判は広く注目を集めている。
徐さんは、パートナーを見つけられなかった場合に自分一人で子どもを持つという選択肢を得るため、卵子を凍結したいと考えている。
徐さんはこの日、審理を前に集まった記者らの取材に応じ「独身女性にも多様性があるという事実に、より多くの人に気付いてもらいたい」「女性は生殖について、そして自分の体について、自分で決める権利がある」と訴えた。
徐さんが一審で敗訴した22年以降、中国社会は大きく変わった。23年には約60年ぶりとなる人口減少を記録。出生率は1.15と非常に低く、政府は子どもを複数持つよう強く推奨している。
今年1月には、南西部・四川(Sichuan)省で独身でも子どもの届け出が認められるという画期的な動きがあった。ただ、それ以外の地域では、依然として子どもの届け出は既婚者に限られている。
徐さんは控訴審の開始について、女性の権利を高めるための「希望になる」と語った。
「この訴訟は社会に大きな影響を与えるため、勝つ可能性があまりないことは分かっている」「しかし、社会的な議論を刺激し、独身女性がオープンに話すことができるようになった」と続けた。(c)AFP