【5月10日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属するリオネル・メッシ(Lionel Messi)が、大型契約で来季サウジアラビアに移籍すると、同国での交渉に近い情報筋が9日に明かした。移籍が決まれば、長年のライバルだったクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)との再会がサウジで実現する。

 この情報筋によると、昨年12月にカタールでW杯(2022 World Cup)優勝を果たしたメッシは、サウジのクラブとの「大型」契約を結ぶという。AFPの取材に対してPSGはこの話に言及せず、メッシとは6月30日までの契約を結んでいるとだけ話した。

 メディアにこの件について話す許可を得ておらず、匿名を条件に語った情報筋は、「メッシについては決定事項だ。来季はサウジアラビアでプレーする」と話し、「並外れた契約で、大型のものだ。今はいくつか細部を詰めるだけの状況だ」とコメントした。

 いくつかの報道では、強豪クラブの一つであるアル・ヒラル(Al Hilal)が移籍先として挙がっているが、クラブ関係者によれば、アル・ヒラルはPSGに連絡を直接取ってはいないという。

 メッシの父親で代理人を務めるホルヘ(Jorge Messi)氏は、息子の来季の所属先はまだ決まっていないと強調し、インスタグラム(Instagram)に「来年については、どのクラブとも何も合意に至っていない」と投稿。「リオネルがPSGでリーグ戦を終えるまで、決断は下さない」と話している。(c)AFP/Haitham EL-TABEI