ミツバチの大量死による農業災害認定などを要求してデモ行進する養蜂農業従事者ら(c)news1
ミツバチの大量死による農業災害認定などを要求してデモ行進する養蜂農業従事者ら(c)news1

【05月09日 KOREA WAVE】韓国国内最大の養蜂地域である慶尚北道(キョンサンプクト)でミツバチの大量死が続いている。全体の40%が死亡したり消えたりして、ミツバチの品薄も起きている。

慶尚北道は養蜂規模が全体の20%と、韓国で最も大きい。ところが道内のミツバチ蜂の巣は昨年の53万9000個から越冬以後の3月には32万5000個へと約40%減少した。蜂の巣1個にミツバチが平均2万匹程度と計算すれば42億8000万匹以上のミツバチが死亡・行方不明になったわけだ。

ミツバチに付着したダニ防除薬品による影響や異常気象、不十分な管理が原因と考えられている。特に異常気象により春の気温が低くなり、花の蜜を取りに出たミツバチが巣に帰ることができず凍死する例が多発している。

養蜂農家は「2021年には蜂の巣1個当たり15万ウォン(約1万5000円)程度だったが、最近はその倍を払っても手に入れるのが難しい」と訴えている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News