【5月9日 Xinhua News】中国のアパレル系越境電子商取引(EC)大手、広州希音国際進出口「SHEIN(シーイン)」はこのほど、倉庫の炭素排出削減プロジェクトにより、プラスチックごみ発生量を69・6トン、温室効果ガス排出量を142トン削減したと明らかにした。

 同社は今後、サプライチェーン全体で同じ取り組みを続けていく方針だ。第三者の回収事業者と協力し、倉庫内の産業廃棄物の分類・回収方法の改良を進めていることも明らかにした。使い捨ての廃棄物を回収可能な物品から分離することで、廃棄物の焼却量を減らすとしている。

 SHEINは2008年に創業し、近年は欧米や東南アジアなどの海外市場でファッションやアパレル、バッグなどの越境EC事業を大幅に伸ばした。第三者機関のデータによると、同社のアプリとEC大手の拼多多(ピンドゥオドゥオ)が運営する越境ECアプリ「TEMU」の二つが、世界越境EC分野でダウンロード数とアクセス数がその他の中国系企業を上回るアプリとなっている。(c)Xinhua News/AFPBB News