【5月7日 AFP】英国のチャールズ国王(King Charles III、74)の戴冠式が6日、ロンドン中心部のウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)で行われた。1953年の母エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の戴冠式以来70年ぶりで、英史上最高齢の戴冠となった。

 英国国教会のジャスティン・ウェルビー(Justin Welby)カンタベリー大主教(Archbishop of Canterbury)が午後0時2分(日本時間同8時2分)、国王に王室の至宝「聖エドワード王冠(St Edward's Crown)」を授けた。

 国王が冠を頂くと、世界各国の元首や王族ら参列者約2300人が「国王陛下万歳」と唱えた。会場ではファンファーレが響き、英内外で祝砲がとどろいた。

 英国から遠く離れた太平洋の島国バヌアツでも、国王の父フィリップ殿下(Prince Philip)が神としてあがめられているタナ(Tanna)島で数百人が戴冠を祝った。

 式では、国王の妻カミラ王妃(Queen Consort Camilla、75)の戴冠も行われた。(c)AFP