【5月7日 AFP】英国で6日に行われたチャールズ国王(King Charles III)の戴冠式で、次男のヘンリー王子(Prince Harry)と弟のアンドルー王子(Prince Andrew)の席次は3列目だった。式後、王子はバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)のバルコニーに姿を見せなかった。

 2人は、ロンドンのウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)で行われた戴冠式には王室メンバーと並んで出席したが、いかなる役割も担わなかった。

 式での両王子の席次は3列目だったが、これは王位継承権のある立場としては不相応だ。また両者とも、バッキンガム宮殿のバルコニーには登場しなかった。

 ヘンリー王子とメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)は2020年に王室を離脱して以降、王室批判を繰り返している。

 アンドルー王子は、未成年者への性的暴行などの罪で起訴され勾留中に自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン(Jeffrey Epstein)被告との交友関係や、未成年女性への性的虐待疑惑(裁判外で和解成立)を受け、公務から退いている。

 6日はヘンリー王子の長男アーチー王子(Prince Archie)の4歳の誕生日で、王子は急いでカリフォルニア州の自宅に戻ったみられる。(c)AFP/Robin MILLARD