【5月6日 AFP】南米コロンビアの国防省は5日、2012〜2022年の違法漁獲物の押収量が334トン超に上ったと発表した。

 国防省によると、大半は太平洋に浮かぶマルペロ(Malpelo)島とゴルゴナ(Gorgona)島周辺で押収された。同地域にある2か所の自然保護区では、生物多様性が脅威にさらされている。

 同省が公開した写真には、頭を切り落とされた魚が多数写っている。

 コロンビア海軍のハビエル・アウグスト・ベルムデス(Javier Augusto Bermudez)大佐は、特に太平洋では密漁者と木材密輸業者が暗躍し、「さまざまな環境犯罪」が横行していると指摘している。

 コロンビアで密漁罪の法定刑は、9年以下の禁錮刑となっている。(c)AFP