二酸化炭素捕集・活用設備(資料=環境省提供)(c)NEWSIS
二酸化炭素捕集・活用設備(資料=環境省提供)(c)NEWSIS

【05月06日 KOREA WAVE】水素を生産する際に発生する二酸化炭素を集めて活用するための設備が、韓国で初めて慶尚南道(キョンサンナムド)昌原市(チャンウォンシ)で稼働する。環境省が2021~22年に国庫補助金15億ウォン(約1億5000万円)を支援し、昌原市と共同で建設した。

設備は昌原市水素エネルギー循環システム実証団地内にある「星州(ソンジュ)水素充電所」に設置された。

同充電所は天然ガスと水を利用して水素を生産し、車に充電する方式で運営されている。ただその際、天然ガスのメタン成分によって、温室効果ガスである二酸化炭素が発生するという状況にあった。

今回竣工したのは、これを集めて有用な物質に転換・活用する「ブルー水素化」の設備だ。

環境省は試験運営を通じて温室効果ガス削減効果などを引き続き調査して、拡大するための方法を検討する。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News