【5月6日 AFP】フランス政府は5日、干ばつが続く南部で簡易プールの販売を禁止すると発表した。

 ピレネーオリアンタル(Pyrenees-Orientales)県のロドリゲ・フルシー(Rodrigue Furcy)知事によると、南仏の大部分は1959年以来、最も深刻な干ばつに見舞われている。

 クリストフ・ベシュ(Christophe Bechu)環境・国土結束相は民放ラジオ局のラジオ・テレビ・ルクセンブルク(RTL)で、今回の措置について、同県ではプールに注水する余裕はなく、今月10日に施行される渇水対策の一環だと説明。

 プールの購入が認められていれば「プールに水を張るのが禁止されていても、張りたくなるかもしれない」として、「自然界で起きていることや私たちの現在の状況を考えると、地球温暖化が今まさに進行中だという考えを受け入れていかねばならない」と述べた。

 渇水対策として、既に芝生や花壇への水やりや洗車も禁止されている。(c)AFP