【5月5日 AFP】サッカー元イタリア代表で、現在同国セリエAのACモンツァ(AC Monza)でプレーするアルマンド・イッゾ(Armando Izzo)が4日、犯罪組織に八百長試合を仕組む手助けをしたとして、禁錮5年の判決を言い渡された。刑は確定ではなく、控訴することができる。

 イタリアの通信社によると、イッゾはセリエB(当時)のASアヴェッリーノ(AS Avellino 1912)に所属していた2013-14シーズンのモデナ(Modena F.C. 2018)戦で、他の2選手と共に八百長を手助けしたと認定された。

 ナポリ(Naples)の裁判所は、同市を拠点とする犯罪組織「カモッラ(Camorra)」と共謀した罪と、試合の結果を操作して金銭を受け取ったスポーツ詐欺の罪で有罪判決を下した。

 イッゾはアヴェッリーノ在籍時に八百長を報告しなかったとして、2017年4月に18か月(後に6か月に短縮)のサッカー活動禁止処分と罰金5万ユーロ(約740万円)を科された。

 イタリアのシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)元首相が所有するモンツァは、イッゾの潔白を確信していると擁護している。イッゾはクラブがセリエA初昇格となった今季、ここまで公式戦26試合に出場し、残留確定に貢献している。(c)AFP