【5月4日 AFP】セルビアの首都ベオグラードの初等学校で3日朝、銃撃があり、児童8人と警備員1人の計9人が死亡した。容疑者は13歳の少年で、警察により身柄を拘束された。

 内務省によると、さらに児童6人と教員1人が負傷。警察によれば、死亡した児童は2009~11年生まれで、女子が7人、男子が1人だった。セルビアの初等校は8学年まであり、7~15歳が通う。

 当局によると、容疑者の少年は1か月前から犯行を計画し、殺害する児童のリストを作成。拳銃2丁を携えて犯行に及んだ。ブラチスラブ・ガシッチ(Bratislav Gasic)内相によれば、拳銃はいずれも父親が所持していたもので、父親も身柄を拘束された。

 地元メディアはいじめが動機となった可能性を報じているが、内相はこれを否定。「結論は出ていない」としている。

 セルビアでは学校での銃撃事件は非常にまれで、国内では衝撃が広がっている。(c)AFP