【5月3日 AFP】英ロンドン警視庁(Metropolitan Police Service)は2日午後7時ごろ、バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)の敷地内に散弾銃の実包を投げ入れたとみられる男を逮捕した。

 チャールズ国王(King Charles III、74)の戴冠式を6日に控え、宮殿は厳戒態勢が敷かれていた。

 ロンドン警視庁によると、男は宮殿の門に近づき、散弾銃の実包とみられる物などを敷地内に投げ入れた。それらは回収され鑑定に回されている。

 警視庁は、男が所持していた不審なバッグについても「予防措置として」爆破処理した。現時点ではテロ関連の事件としては扱っていないという。

 逮捕の約3時間後に更新された情報によると、男の所持品を検査したところナイフが見つかったため、凶器所持の容疑で逮捕した。

 英メディアによると、当時、チャールズ国王とカミラ王妃(Queen Consort Camilla、75)は宮殿にいなかった。王室は本件へのコメントを控えている。(c)AFP