【5月3日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2023)は2日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は6-1、6-2で第13シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)を下し、準々決勝に進出した。

 アルカラスは前回大会決勝でズベレフに完勝して優勝したが、再戦となった数週間後の全仏オープン(French Open 2022)準々決勝では敗れており、そのときの雪辱を果たした。準々決勝ではカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov)と対戦。ハチャノフは7-6(10-8)、6-4でアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)とのロシア勢対決を制して勝ち上がった。

 第2シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は6-7(1-7)、4-6でこちらもアスラン・カラツェフ(Aslan Karatsev)との同胞対決に敗れた。クレーコートが苦手であることを公言しているメドベージェフは、2年前のイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2021)でもカラツェフに敗れていた。

 カラツェフは準々決勝で中国の張之臻(Zhang Zhizhen、ジャン・ジジェン)と対戦する。張は第8シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)との接戦を3-6、7-6(7-5)、7-6(10-8)で制し、中国の選手として初めてマスターズ1000(ATP Masters 1000)の8強入りを果たした。

 第4シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は6-3、6-1でベルナベ・サパタ・ミラージェス(Bernabe Zapata Miralles、スペイン)に快勝。次は7-6(9-7)、6-7(7-9)、6-3でペドロ・カチン(Pedro Cachin、アルゼンチン)を破ったラッキールーザーのヤン・レナード・シュトルフ(Jan-Lennard Struff、ドイツ)と対戦する。(c)AFP