【5月2日 AFP】メキシコ中部プエブラ州(Puebla)でこのほど、地震など国際的な緊急事態を想定した救助犬部隊の訓練が行われた。赤十字(Red Cross)が主催したもので、18頭が参加した。

 救助犬はトレーナーと一緒に渓谷を懸垂下降(アプザイレン)したり、負傷者の捜索を行ったりした。

 地震多発地帯のメキシコは災害救助の経験が豊富で、救助隊部隊が海外に派遣されることも多い。

 黒のラブラドルレトリバー「ジュライ」は、今年2月6日に発生し5万人以上が犠牲となったトルコを震源とする地震で初めて海外に派遣され、6人の遺体を発見した。

 だが、救助活動は危険を伴う。

 トルコに派遣された軍のジャーマンシェパード「プロテオ」は、生存者の捜索活動中に死んだ。同国には兵士130人、救助犬12頭が派遣されていた。(c)AFP/Jose Osorio