【5月1日 AFP】「スラバ・ザイツェフ」の通称で知られ、「赤いディオール」とも呼ばれたロシアのファッションデザイナー、ビャチェスラフ・ザイツェフ(Viacheslav Zaitsev)さんが4月30日、死去した。85歳。ザイツェフさんのブランドの広報担当者がAFPに明らかにした。

 ロシア国営放送「第1チャンネル(Channel One)」は、ザイツェフさんの死去を伝え、「数十年にわたってソビエトとロシアのファッション界を率い、大胆な実験を恐れない革新者だった」と追悼。広報担当者は報道を事実と認め、3月に友人と共に誕生日を祝った際には「すでにとても弱っていた」と説明した。(c)AFP