【4月30日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2023)は29日、女子シングルス3回戦が行われ、この日が16歳の誕生日のミラ・アンドレーワ(Mirra Andreeva)が6-3、6-3で大会第17シードのマグダ・リネッテ(Magda Linette、ポーランド)を破り、世界ランキング2位のアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)との4回戦へ進出した。

 ロシア出身のアンドレーワは、現在世界ランク194位で今大会はワイルドカード(主催者推薦)での出場だが、ここまで2021年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)準優勝のレイラ・フェルナンデス(Leylah Fernandez、カナダ)、世界14位のベアトリース・ハダード・マイア(Beatriz Haddad Maia、ブラジル)を倒して勝ち上がってきた。

 試合後には米テニス・チャンネル(Tennis Channel)に対し、「4回戦でサバレンカと対戦することになるとは予想していなかった」としつつ、「クレーでできるプレーは分かっているので、自分が示しているレベルに驚きはないが、ここまで勝ち上がってこられるとは思っていなかった」と語った。

 今年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2023)ではジュニアの部で準優勝したが、次戦の相手となるサバレンカは同大会の女子シングルス優勝者。アンドレーワは「失うものは何もない。自分のベストのテニスを見せるだけ。プレッシャーは全くない。少しプレッシャーがあるのは彼女の方だと思う」と意気込んだ。

 第2シードのサバレンカはワイルドカードのカミラ・オソリオ(Camila Osorio、コロンビア)を6-4、7-5で退け、16強入りを飾った。

 その他の試合では、第6シードのココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)が第26シードのパウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)に3-6、0-6で完敗。第5シードのキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia、フランス)も6-7(2-7)、3-6でマヤル・シェリフ(Mayar Sherif、エジプト)に敗れた。(c)AFP