Jリーグ史上初 山下氏ら女性主審と副審が試合裁く
発信地:東京
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【4月30日 AFP】29日に行われたJリーグ1部(J1)の試合で、山下良美(Yoshimi Yamashita)氏がJリーグ史上初めて主審と副審を女性が務めた試合で笛を吹き、また新たな歴史をつくった。
山下氏は横浜F・マリノス(Yokohama F Marinos)と名古屋グランパス(Nagoya Grampus)の一戦を、副審の坊薗真琴(Makoto Bozono)氏、手代木直美(Naomi Teshirogi)氏とともに裁き、3枚のイエローカードを提示した。試合は1-1で終わった。
山下氏は試合後「フィールドに3人で立つことができたことを心より感謝する」と述べた。
昨年、Jリーグの試合を担当した初の女性審判となった山下氏は、W杯カタール大会(2022 World Cup)で3人選ばれた女性審判の一人だった。試合で笛を吹くことはなかったものの、6試合で第4審を務めた。
昨年のAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2022)で史上初めて女性のセットとして試合を裁いた山下氏、坊薗氏、手代木氏は、今夏オーストラリアとニュージーランドで開催される女子W杯(FIFA Women's World Cup 2023)の審判員に選出されている。(c)AFP