【4月29日 AFP】ロシア軍がウクライナ各地で28日に実施したミサイル攻撃による死者は、子ども5人を含む25人となった。一方、ウクライナ政府は、反転攻勢の準備がほぼ完了したとしている。

 ロシア軍は冬季、ウクライナのエネルギーインフラをまひさせることを狙った攻撃を繰り返していたが、ここ数週間は大規模な攻撃を行っていなかった。

 しかしロシア軍は同日未明、20発前後のミサイルを発射。中部ウマニ(Uman)では集合住宅に着弾し、当局によると子ども4人を含む23人が犠牲となった。

 また、東部ドニプロ(Dnipro)のボリス・フィラトフ(Borys Filatov)市長によれば、市内で若い女性と3歳児が死亡。首都キーウも攻撃を受けたが、死傷者の情報はない。

 ロシア政府は新たな攻撃について、ウクライナ軍の予備役部隊を狙ったものであり、「全目標に命中した」としている。

 一方、ウクライナのオレクシー・レズニコフ(Oleksiy Reznikov)国防相は、西側諸国からの武器供与が進んでおり、ロシア軍に対する反攻の「準備は完了しつつある」と語った。(c)AFP