武夷山の製茶シーズンを告げる「開山儀式」 中国福建省
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【4月30日 Xinhua News】中国福建省(Fujian)武夷山市(Wuyishan)の瑞泉岩茶博物館で25日、伝統行事の「開山儀式」が行われた。「開山」は地元で、山に入り武夷岩茶の茶摘みと製茶作業を始める日を指す。毎年この時期になると、茶農家は山に祈りを捧げる。武夷山で代々受け継がれてきた風習であり、独特の茶文化を育んできた。儀式は300年以上の歴史を持つ瑞泉岩茶の第12代継承者、瑞泉岩茶博物館の黄聖輝(Huang Shenghui)館長と、13代継承者の黄逸軒(Huang Yixuan)さんが執り行った。
同博物館は武夷山初の私設茶葉博物館で、延床面積は約3千平方メートル。館内では手作業による伝統的な製茶工程が見られるだけでなく、製茶体験もでき、無形文化遺産の魅力を体感できる。(c)Xinhua News/AFPBB News