アルゼンチン、対中輸入の決済通貨を人民元に
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【4月30日 Xinhua News】アルゼンチン政府は26日、対中輸入の決済に人民元を使うと発表した。
発表会見にはマサ経済相と中国の鄒肖力(すう・しょうりょく)駐アルゼンチン大使が出席。マサ氏は、人民元による決済は両国間の通貨スワップ協定の活性化を意味すると説明。アルゼンチンの外貨準備強化にも寄与し、同国経済の改善に重要な意義を持つとの考えを示した。4月の輸入額10億4千万ドル(1ドル=約135円)と5月に輸入を予定している7億9千万ドルも人民元で支払うという。
鄒氏は、経済・貿易協力の強化は全面的戦略パートナーシップの重要な内容であり、両国は経済の相互補完性が高く、協力の潜在力も大きいと指摘。中国はアルゼンチンとの通貨・金融協力を重視しており、アルゼンチンと共に、市場選択の自由を尊重しつつも両国の企業に対して自国通貨の使用による為替コスト、為替リスクの低減を奨励し、自国通貨決済を促進する良好な政策環境を作り出すよう努力していくと語った。(c)Xinhua News/AFPBB News