(c)news1
(c)news1

【04月28日 KOREA WAVE】韓国で最近、風邪やインフルエンザの患者が増え、病院がごった返している。季節の変わり目や新型コロナウイルス禍が明けてノーマスクになった影響とみられる。現状では、医薬品の需給に大きな問題はないものの、調剤用風邪薬の一部はコロナ前から品切れが続いており、根本的な解決策が求められる。

病院や薬局などでは、風邪やインフルエンザ患者の増加に加え、新学期が始まったことで、子どものアデノウイルスが猛威を振るいつつある。コロナ感染者も連日1万人以上発生している。

業界関係者によると、アセトアミノフェンを含む一般医薬品の需給に問題はないという。製薬会社関係者も「風邪の患者が増えたのは事実だが、風邪薬は普段通り製造している」との見解だ。

ただ、一部の調剤用風邪薬の場合、品切れが続く。鼻づまりの症状に使われる「プソイドエフェドリン」とアレルギー治療剤「レボセチリジン」、呼吸器疾患に使われる「エルドステイン」は特に品切れが多いという。

大韓薬剤師会の関係者は「これらの薬は新型コロナ以前から品切れ状態だったので、根本的な解決が必要だ」と訴えている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News