【4月29日 Xinhua News】中国のネット小説がタイで翻訳・書籍化され、人気を博している。現地の書店には、中国風のイラストが描かれた表紙がずらりと並ぶ。

 2012年から中国のネット小説の書籍化を手がけているタイの出版社ホンサムットによると、最初の翻訳本は発売後わずか3カ月で初版が売り切れ、大きな反響を呼んだ。その後も毎年出版し、着実に売り上げを伸ばしている。

 タイ書籍印刷・出版協会(PUBAT)によると、中国のネット小説を取り扱うタイの出版社は50社を超え、翻訳者の需要も高まっている。

 タイの出版関係者は、「一帯一路」構想の下、両国の文化交流は日増しに盛んになっており、国民同士の理解と友情も深まっていると指摘。両国関係の増進に向け、より堅実な基盤が築かれているとの見解を示している。(c)Xinhua News/AFPBB News