中国の対外援助医療が大きな愛の歌を作る
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【4月29日 People’s Daily】今年は、中国対外援助医療チーム派遣60周年になる。1963年4月6日に中国がアルジェリアに初めての対外援助医療チームを派遣して以来、一連の中国の対外援助医療チームは、卓越した医術と医者としての崇高な徳により、支援受け入れ国の人々のために全身全霊で奉仕し、実際の行動により、困難に打ち勝ち、献身的に尽くし、救いと癒しを与えてきた。国境なき大きな愛を持つ中国医療チーム精神は、広範な国際的称賛を受けた。
60年間で、中国はアフリカ、アジア、アメリカ大陸、ヨーロッパ、オセアニアの76か国と地域に対し、延べ3万人以上の医療従事者を派遣し、延べ2億9000万人以上の患者を診療してきた。現在、対外援助医療チームは、全世界56か国の115か所の医療施設で働いており、そのうちの約半数がハードシップの高い遠隔地にある。広大な対外援助医療従事者は仕事と生活上の困難に打ち勝ち、現地の人々に福音をもたらしている。
中国の対外援助医療従事者は、患者を救う白衣の天使であり、友情を伝える友好の使者でもある。アルジェリアでは、医療チームはアカデミックサロンや学術講座、中国医学・鍼灸の研修などの教育・研究活動を組織した。マルタでは、医療チームが設立した地中海地区中医センターでは、数十回の鍼灸研修が行われ、受講者はドイツ、イタリア、スイス、セルビアなどの欧州諸国にも及んでいる。患者を治療するのみならず、中国医療チームは現地の医師に応じた教育を施す研修にも力を注いでいる。現地の人々に「持ち去ることのできない医療チーム」を残し、中国の対外援助医療物語を実践的な行動で語り、中国の人々と援助受入国の人々の運命を共にする心の絆をつなぐ。
中国の対外援助医療は、中国人民が平和を愛し、生命を大切にする姿勢の具体的な表れだ。2014年の西アフリカエボラ出血熱流行が起こった際、中国は1200人以上の医療従事者を派遣し、800人以上の患者を治療し、延べ1万2000人以上に公衆衛生のトレーニングを提供した。新型コロナウイルス感染症が発生して以来、中国は全世界180か国、10以上の国際機関や地域組織に感染拡大制御と治療案を共有し、160か国以上や国際機関とビデオ会議を開催し、34か国に38の医療専門家チームを派遣し、150か国以上と15の国際機関に感染症緊急物資援助を提供した。日常的な医療でも、重大な公衆衛生上の緊急事態でも、中国は積極的に援助の手を差し伸べ、責任ある大国の使命を十分に果たしている。
中国の対外援助医療チームは、実際の行動で大きな愛の歌を奏で、人類の平和と発展の崇高な事業を推進するために重要な貢献をしてきた。中国は、対外援助医療などの国際協力を積極的に展開し、人類衛生健康共同体を共に構築するための強力な力を結集させ、すべての関係者と共に美しい未来に向けて人類の健康を守り続けていく。(c)People’s Daily/AFPBB News