【4月26日 Xinhua News】中国では高齢化の進行とともに、高齢者向けサービス産業が急成長期に入りつつある。日本の介護サービス企業リエイの関連会社、アジアリエイの中国エリア責任者が18〜20日、寧夏回族自治区を訪れ、地元の高齢者向けサービス産業の発展や人材育成の状況を視察、今後の協力の方向性を探った。

 19日午後には介護のエキスパートであるリエイ日本法人の坂手百子さんが寧夏工商職業技術学院スマート健康介護サービス・管理専攻の教員や学生200人余りを対象にオンライン講座を開催した。日本の高齢者向けサービス産業の状況について詳しく説明した上で、同社の健康・高齢者介護分野のサービス理念や経験、方法を紹介、学生と意見交流を行った。

 同学院人文教育学院の責任者は、今回の講座をさらなる協力につなげ、日本の先進的なサービス理念や専門的な介護技術を同自治区に導入するとともに、中国と日本の国境を越えた教育プログラムを通じて学生の国際的視野を広げ、キャリアアップの道を広げたいと語った。

 寧夏高齢者サービスセンターなど多くの関連機関を視察したアジアリエイの中国エリア責任者、王斌(Wang Bin)さんは、同自治区の高齢者向けサービス分野における成果を大いに評価した。

 リエイは1972年に創立、主に飲食、高齢者介護、アパートメントの長期賃貸事業を手掛けるリエイは、外資系企業として最初に中国に本格進出した高齢者向けサービス企業の一つで、業界に先駆けて日本式高齢者向けサービスの現地化を実現した。これまでに北京市、上海市、四川省成都市、江蘇省南通市で高齢者向けサービス施設4カ所運営し、中国市場の需要に応じたハイレベルな日本式高齢者向けサービスを提供している。(c)Xinhua News/AFPBB News