【4月29日 AFP】英ロンドン塔(Tower of London)の護衛兵が着用する制服が、チャールズ国王(King Charles III)の戴冠式に合わせて新調された。

 新しい制服は、制服のデザインや製造を専門とする「カシュケット&パートナーズ(Kashket & Partners)」が仕立てた。

 まず護衛兵一人一人の採寸が塔内で行われ、これに基づいて制服の外形が作られた。仕上げに、王冠やチャールズ国王の「サイファー」と呼ばれるシンボルマークが追加された。

 1着当たり最短でも30時間かかったという。ジャケットの重さは2.3~3キロある。

 護衛兵の一人、ロブ・フラーさんは「わずかな変化ではありますが、最も分かりやすいのはエリザベス女王(Queen Elizabeth II)のサイファーに代わり、新国王のサイファーがあしらわれたことです。ボタンもすべて変わりました。真ちゅうのような質感でとても見栄えが良いと思います」と話した。

 映像は24日撮影。(c)AFP