米メンフィス動物園のパンダ「丫丫」、中国返還へ
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【4月26日 Xinhua News】米国で20年暮らしているジャイアントパンダの「丫丫(ヤヤ)」が中国に返還される。
2000年8月3日に中国北京市の北京動物園で生まれたメスのジャイアントパンダ「丫丫」は3歳になる前の03年4月、米国に渡ってテネシー州のメンフィス動物園での生活を始めた。
返還に先立ち今年2月、中国のジャイアントパンダ専門家チームが同動物園に到着した。「丫丫」の健康状態や身体検査報告、月次健康報告をチェックし、皮膚病による脱毛が見られる以外、食欲は良好、糞便の状態も正常で、体重も安定していると判断した。専門家チームは「丫丫」の脱毛の状況について園側と話し合い、飼育やケアについて提案も行った。
同動物園では8日に「丫丫」の送別会が開かれ、数百人が参加した。中米両国の手配により「丫丫」は、数日後には航空機で上海に運ばれ、20年離れていたふるさとの土を踏むことになる。(c)Xinhua News/AFPBB News