【4月25日 CNS】上海市徐匯区(Xuhui)の永嘉路(Yongjia Road)にあるカフェ「Daydreaming by Monos」は、静かなたたずまいの店舗に濃厚なコーヒーの香りが漂い、人気を集めている。

 社区(住宅街の単位)の近くにあるこのカフェには、常連となっている近所の住民をはじめ、さまざまな年齢層の客でいつもにぎわっている。店内には「共有本棚」を設置しており、本は住民から寄贈されることも。本棚はすぐにいっぱいになり、入れ替わることも多い。カフェの売り上げはこの1年間で2倍になり、店舗の拡張を計画している。

 店を運営する楊魯鵬(Yang Lupeng)さんは「騒々しい街の中で永嘉路は静かで、近くに社区もある。洗練されたカフェで、ゆったりとした時間を過ごしてほしいと考えました」と話す。

 カフェは開店以降、コロナ禍や周辺工事の影響を受け、運営が心配された時期もあった。それでもオンライン注文のデリバリーサービスを通じて、より幅広い客層を獲得した。デリバリーは客にコーヒーが届くまで時間がかかるため、通常と異なるコーヒー豆やパッケージングを選ぶ工夫をしている。2月の売り上げは前年同月の2倍になり、店舗内とオンライン注文の売上比率は60%と40%になっている。

 統計によると上海市には約7800店のカフェがあり、世界1位となっている。「Daydreaming by Monos」の人気と成長は、上海のコーヒー業界の象徴といえる。社区や路地裏周辺のカフェの売り上げは大幅に伸びており、住民の生活に根差したカフェが急成長を遂げている。(c)CNS/JCM/AFPBB News