【4月24日 AFP】ロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)の創設者エフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏は23日、ウクライナ東部激戦地バフムート(Bakhmut)をめぐり、同市で戦闘任務に当たっている自社戦闘員は今後、敵兵を全員殺害し、捕虜は取らないと発言した。

 ワグネルと関連のあるテレグラム(Telegram)チャンネルがこれに先立ち、ウクライナ兵2人がロシア兵捕虜を撃ち殺そうと話す様子を映した動画を投稿していた。チャンネルは動画の出所には触れておらず、AFPも裏付けを取れていない。

 この動画を受けプリゴジン氏が「戦場で全員殺す。もう捕虜は取らない!」と話す音声が、23日に公開された。

 さらに同氏は、捕虜については国際法上「保護し、看護し、傷つけない」義務が生じるが、これに違反しないために捕虜は取らず、戦場で敵兵を全員殺害する方針を取ると述べた。

 ロシアのウクライナ侵攻開始後、両国政府は相手側が捕虜を殺害していると相互に非難している。(c)AFP