【4月26日 People’s Daily】中国発展ハイレベルフォーラム2023年年次総会、ボアオ・アジア・フォーラム(BFA)2023年年次総会が、先日北京市と海南省(Hainan)で開催された。二つの国際会議は、世界中から注目を集め、各国のゲストに中国経済の旺盛な活力と発展の確実性を実感させた。参加者は中国の発展の見通しに対し自信を持っており、中国の発展がもたらす機会を期待している。

 ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)の調査によると、回答者の中で、グローバル企業のリーダーの約75%が、不確実性が2023年の各国企業が直面する最大の課題だと考えている。この困難な状況下で、中国経済は回復の中で好転し、世界に対して非常に重要な確実性をもたらしている。今年の1〜2月、中国の消費、投資など主要経済指標が改善し、雇用や物価は全体的に安定し、市場の期待は明らかに改善しており、製造業の購買担当者景気指数(PMI)はPMIと企業家信頼感指数(ICEI)の閾値を連続して超えている。国際通貨基金(IMF)のクリスタリナ・ゲオルギエバ(Kristalina Georgieva)専務理事は、中国発展ハイレベルフォーラム2023年年次総会において、中国経済の回復力は非常に強く、今年の中国経済の世界経済への貢献率は1/3を超える可能性があると指摘した。BFAが発表した「グローバルおよびアジア太平洋地域の経済信頼調査」の結果によると、83.33%の企業が中国を今年の重点事業拡大地域に選定している。中国の発展の確実性は、世界経済にとって大きなプラスとなり、各国の企業が期待する重要なチャンスだ。

 中国が基本国策として対外開放を推進し、互恵・ウィンウィンの開放戦略を堅持し、中国の新たな発展によって世界に新たな機会を提供していることに参加者は注目している。KPMG会計事務所アジア太平洋地域の責任者は、対外開放を拡大し続ける中国は、各国企業にとってより多くの機会を提供することができるとみている。また、「中国国内のメガマーケット、完備された産業システム、勤勉で創造的な人々は、外資に強力な魅力を持っている」と述べた。今年の1〜2月、中国の外資実際利用額は2684億4000万元(約5兆2244億円)で、引き続き増加傾向にある。

 共通の課題に直面する中、共通認識と協力がより重要になっている。中国は歴史的発展の重要な時期に、グローバルな協力を促進し、共同の発展を推進する大国の責任を果たしていることを、各国のゲストは高く評価している。今年は習近平(Xi Jinping)国家主席が人類運命共同体の概念と「一帯一路(Belt and Road)」イニシアティブを提唱してから10周年だ。過去10年間の中国の行動は、世界の百年に一度の大変革期において、団結と協力を促進する鍵となる力であることを十分に証明している。

 中国の経済成長の勢いと情勢は強力だ。中国は、高品質の経済発展を推進し、開放的な協力と互恵・ウィンウィンに基づく新たな時代を継続的に築き上げ、世界経済の発展に大きな貢献をする能力と自信を持っている。(c)People’s Daily/AFPBB News