韓国ファッション大手、不動産投資でも「大手」に…1年で6倍
発信地:韓国
[
韓国・北朝鮮
]
このニュースをシェア
【04月24日 KOREA WAVE】韓国オンラインファッションストア「ムシンサ(MUSINSA)」が本業である衣類販売のほかにも不動産投資を強化している。オフライン業務の拡大に注力するのは、ファッション業だけでは収益拡大と安定的な現金収入が難しいと判断しているためだ。特にファッション事業は景気低迷時に消費者が一番先に財布の紐を締める業種であるため、それに備えた戦略の一環ともいえる。
金融監督院の電子公示システムによると、ムシンサの不動産投資規模は2021年78億ウォン(1ウォン=約0.1円)から昨年は440億ウォンへと6倍ほど急増した。ムシンサ関係者は「不動産相場差益や賃貸目的で使用している建物と賃借料を現在価値に換算し資産として反映させた」と説明している。
ムシンサはソウルの聖水洞(ソンスドン)、延南洞(ヨンナムドン)などの地域を中心に不動産を相次いで買い入れている。聖水洞1街のソンシン化学敷地、聖水洞1街のJDXの建物敷地などがムシンサの所有だ。
ムシンサが不動産投資を増やすのは、オフライン市場を強化する最近の戦略と関連がある。ムシンサは新型コロナ感染のエンデミック転換とともにオフライン事業を拡大している。
ムシンサはソウル弘大(ホンデ)、江南(カンナム)などに自社ブランド(PB)ムシンサスタンダード売場をオープンした。ムシンサのキュレーション編集ショップ「29CM」も昨年下半期、イグ聖水(ソンス)、イグギャラリーソウル、イグギャラリー大邱(テグ)などオフライン売り場をオープンし、新規顧客を獲得している。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News